身延線・東海道線東海エリアの旅

今回はいきなり飛んで、甲府から始まります。

というのも、高尾まで乗り換えがギリギリだったからということもあります。

甲府は旧仮名遣いでは、「かふふ」なんですが、「かふふ」というのは変わった響きですね。


これは「かふふ来の鐘」。「甲府に来る」と「幸福」をかけているのだとか。

でも、幸福の旧仮名遣いは「かうふく」なんですけどね…



さて、今回甲府に来たのはほかでもなく、

身延線に乗るためです。

山梨県で唯一のJR東海の路線です。よって、東海で毎度おなじみの313系で運行しております。


甲斐上野駅。「あいうえお」みたいで語感がいい駅名です。

こんな感じで甲府から1時間20分ほどで


身延駅に到着。30分近い待ち時間があるので、それを利用して駅の外に出てみました。


身延駅の駅舎。店などが何件かありますが、身延の中心街は橋を挟んで反対側にあります。


そして、駅の向かいには富士川が流れています。

身延駅構内の立ち食いソバ屋でうどんを食べて、また身延線に乗り南下。


波高島あたりから身延線富士川に沿うように進み、静岡県に入ります。


沼久保駅は富士山が望めるスポットですが、富士山は雲に隠れて見えず…

結局、その日は見られずじまいでした。


さて、沼久保を過ぎて山を下り、富士宮市の市街地に近づくと、

盆地のへりに沿って下る絶景が見られます。

姨捨の車窓や、勝沼ぶどう郷〜塩山間の車窓と同じようになっていて、

非常に気に入りました。


線路は富士宮から複線になり、

ゆずルゥの駅(ちょっと違う)を通って、

終点富士駅に到着。


静岡行きに乗り換えます。


由比の前後(写真は由比を過ぎたあたり)は、車窓から駿河湾が望める絶景です。

東名高速から眺めるのが、海に一番近くていいんですけど、列車から見るのもいい!!

対岸の伊豆半島を見ることができますし、天気が良ければ富士山も…

といきたいところですが、あいにく雲がかかって見えない…

というわけで、由比の次の駅、興津に到着。

興津始発の浜松行きに乗り換えます。

始発で乗った方が確実に座れますからね…


東静岡駅の近くにあるガンダムを横目に列車は進み、


浜松駅で乗り換え。117系なんて珍しい。

しかも、このカラーリングは…

元祖新快速車両だけあって、転換クロスシート座席です。


浜名湖の横を通り抜けて、

豊橋に到着。


秘境駅路線、飯田線の始発駅です。

しかし、今日は使いません…


そして、JRの構内に名鉄の路線が乗り入れる駅でもあります。

伊奈の手前まで名鉄飯田線が線路を共有しているため、名鉄はJRの構内の

1ホームしか使えないと言う皮肉な有様です。


新快速に乗り換えて、

岡崎最高!!という感じで、名古屋も通り抜け、

岐阜で途中下車。



これが駅舎。ペデストリアンデッキには、長良川の水という蛇口がありました。

ただの水道水じゃないか!!と思いながら、結局飲みましたよ…


岐阜駅で何ともインパクトがあるのは、この黄金の織田信長像!!

像にインパクトを与えているのは金箔だけではありません。

マントを身につけ、火縄銃を持っている姿はまさに圧巻です!!


岐阜駅の周辺で夕食を食べるところを探し、

宿泊地の大垣に着くころには暗くなっていました。

さて、大垣と言えばちょっと行きたかった場所が。


そう、美濃赤坂支線です。


この古い木造駅舎をみると、東海道本線の駅ではなく、

ローカル線華やかなりし頃の終着駅っぽい感じがします。


駅の構内には貨物ホームがあります。

実は、西濃鉄道という貨物専用路線が接続しているので

終着駅ではないのですが、夜の暗さと相まって、

終着駅の物寂しさを感じさせます。



大垣駅に戻り、

18きっぷユーザーに注意を促す案内を横目に、

今日は終了。