世界遺産、白川郷レポート

白川郷に行ってまいりました。


父が知人から車を借りられるのは今しかないから、行こうと提案されました。

家で車を運転できるのは父しかいないですし、鉄道やバスの便が少ないところなので、

車で移動できる機会を逃すわけにはいかないということで行くことにしました。


父が白川郷に行くと知人*1に話したところ、その知人も行きたいと言ったので、

その父の知人の方と一緒に行くことになりました。


当初は、最短ルートである、松本から峠を越えていくルートを考えていたのですが、

冬の峠道を夜中に通るのは危険だということで、行きは東名高速経由で行きました。


東海北陸道に入って、

日本の高速道路最高地点と、日本で2番目に長い道路トンネルである

飛騨トンネルを抜けて、トンネルを出た右側に合掌造りの家々を見つつ、

白川郷に着きました。

着いて最初に寄ったのは展望台です。

一通り眺めたところで、いったん下に降りることに。

荻町集落に向かいます。


合掌造りをかたどった雪像もありました。

集落では土産物屋などもよく見かけます。この中にある、

飛騨牛コロッケ、飛騨牛串焼の店をよく見ると、

嘘だ!!

竜宮レナ古手梨花がいました…

そういえば、ここって「ひぐらしく頃に」の聖地でしたね…


展望台を下から見ると、こんな感じ。


さて、合掌造りの建物の中に入ります。



和田家住宅は、村の庄屋一族が住んでいて、今の代の当主は

白川村長を務めました。

今も一部が住居として使われています。

屋根裏はこのようになっています。

2階では、かつて養蚕が行なわれていたそうです。

そして、この地域ではかつて火薬の原料となる塩硝が作られていました。

土やヨモギ、アサなどの草を蚕の糞などとともに発酵させるなどして、

塩硝を作っていたと言います。


さて、もう一つ合掌造りの集落を見に行くために、

半月前に行ったばかりの富山県に来ました。

途中、富山、岐阜、富山、岐阜、富山、岐阜、富山と7回県境を越えました。


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こうしてしばらく進んで行ったら、

五箇山にある、菅沼集落に着きました。

ここも世界遺産に指定されている場所です。


白川郷城端、高岡を結ぶバスが運行されていますが、

1日に4往復と非常に少なくなっています。


名古屋、岐阜からもバスが出ていますが、冬期運休

高山、金沢からもバスが出ているので、それなりに便利ですが、

やっぱり時間がかなりかかります。

やはり、白川郷に行くときには車が便利なのです。


さて、その1日4往復のバスが通過しました。


菅沼集落は、案内板がほぼ埋まるほど雪が積もる豪雪地帯です。


秘境っぽさでは、荻町よりも菅沼の方が上です。

さらに砺波、城端寄りには相倉集落もありますが、

今回は行きませんでした。


神明社」という文字が見えたので、神社だと思って

父の知人が入ろうとしたら、人の家だった…ということもありました。



さて、もう7回県境を越えて、白川郷に戻ります。

午後3時以降は萩町のメインストリートが自動車通行禁止になるため、

決められた駐車場に車を止め、そこから運行されるシャトルバスで

集落に向かうことになっているのです。


荻町から歩いて展望台に登ります。

中腹辺りから撮ってみました。

展望台に行く途中、三脚を立てて撮影している人を多く見ました。


改めて展望台へ。雪がちらついて、幻想的な光景になっています。


私が行ったときには、日没後にライトアップをすることになっていたため、

大勢の人が寒い中を待機していました。


午前中と比べて、屋根に積もった雪が減ってます。

下に落ちたのでしょうか…


展望台にある店です。左は土産物屋・食堂で、

右の小さい建物は軽食を扱っています。

しばらく店の中で休憩し、しばらくしたら外に戻りました。


ちなみに、店の中には多くのサインが飾られています。


日没になり、ライトアップが始まりました。

雪が積もった中で明るく灯る合掌造り。

まさに幻想郷といった光景でしょうか。


夜の写真は下手なので、ライトアップの写真はこれぐらいで…

なにせ、富山に行った時も夜の写真はうまく取れてない…

能登」と「北陸」の写真は割とうまく撮れたのですが…


さて、和田家があるところまで降りてきました。

雪灯りがすごく幻想的ですね…



土産物屋さんに寄った後、

シャトルバスのターミナル(例の診療所)からバスに乗って、

駐車場に向かいます。



結局神社の方には行きませんでした。(ある意味良かったかも知れませんが…)

あと、集落の端の方から高速道路がどう見えるのかも気になりましたが…


帰りは、東海北陸道を小矢部砺波を経由し、北陸自動車道経由で帰ります。


夕食をとるために寄った富山県内のパーキングエリアで、

運転手が父の知人に代わりました。


北陸道は親不知付近で日本海の真上を走るのですが、

暗くて全く分かりませんでした!!


列車からだと暗くても日本海の上を道路が通っていると分かりますが、

能登」「北陸」に乗りに行ったときには寝てましたから…


3年半前に通った時の写真があるので、今度アップしようかと思います…


上越ジャンクションから、上信越自動車道に入ったのですが、

高速道路の路面に雪が積もってました…

それも、時速50kmほどしか出せないほどの量です。


妙高サービスエリアで休憩することにしたのですが、

何だ!!この雪は!!

半分以上埋まってる!!

まあ、すごい雪だったわけです。

白川郷にいたときには道路が除雪されずに残っているほどの雪は無かったのに…



長野県に入って中野市あたりからは雪は積もっておらず、

白川郷を出発して6時間余りで東京まで戻ってきました…

思ったより早かったです…


免許取ろうかな… でも、乗る機会がめったにないからな…

せめて原付の免許でも取っておこうか、

本気で考えようと思います。


ちなみに、父は宮島に行かないかと提案してきました…

私は父に車で行くのはやめた方がいいとはっきり言いました…


確かに広島の方に行けば、世界遺産をハシゴできますからね…*2

というわけで、いつになるか分かりませんが、いずれ広島に行くかもしれません…

*1:車を借りた人とは別の人

*2:原爆ドーム厳島神社