高山・富山の旅 その1 私、高山気になります!

今回は東京駅から東海道新幹線に乗ります。

9月15日からの3連休の初日、のぞみの自由席を何とか確保でき、座ることができました。

6時台東京発ですが、混雑しています。

富士山を横目に見つつ移動。静岡を過ぎた辺りである本を読み始めました。


ちなみに、今回使用した乗車券がこれ。いわゆる、大回り一周乗車券です。

マルス券に印字しきれず、一部が手書きになっています。


未来の首都…、もとい河村王国でもない… 名古屋に到着。


名古屋からは特急ひだに乗り換え。

岐阜まで後ろ向きに座った後、高山本線に。

名鉄各務原線と近い距離を走り、鵜沼を通過。

しかし、名鉄との連絡線の跡地はあまり見えませんでした…


鵜沼を過ぎると、日本ラインと言われる、木曽川沿いの絶景を見つつ進んでいきます。

美濃太田を過ぎ、さらに進んでいくと、飛水峡という絶景地帯も通ります。

映り込みが激しいのが残念な所…

進行方向左側なので、自分の座っていた座席からはあまりよく見えませんでしたが、

下呂の手前にも中山七里という名所があります。


ちなみに、この車両の座席と通路の間には、段差があります。

車いすスペースが指定席にありますが、足が不自由な人には不便かもしれません…



高山に到着。


そのまま富山方面に向かう、前3両を切り離す作業が行われているところです。

まず、連結部の幌をたたみ、

ジャンパ栓を外す作業が行われました。写真はここまで。

高山止まりの車両がバックして切り離し完了。


駅舎はこんな感じ。大きな荷物をコインロッカーに預け、散策に出かけましょう。


街中でこんなのを発見。


この「まるっとプラザ」に「氷菓」の聖地巡礼ノートがあるので寄ってみました。

というわけで、「氷菓」の聖地巡礼です。

(と言っても、アニメそのものは行く直前に1巻を借りて見た程度ですけど…)

まあ、高山には前々から行ってみたかった場所ではあるのですが、

なにぶん機会がなかったもので…


と思ったら、聖地巡礼に来た「仲間」を発見。


たしか、ここも作中に出てきたはず。


宮川朝市をぶらり。


氷菓」のOPに出てきた水位観測所です。


OPで「氷菓」のタイトルが出てくるシーンに出てくる弥生橋からの景色です。

欄干が下に少し入っているところがポイント。


今度は、不動橋です。


反対側には大きな鳥居が建っています。


ここから高山を散策していきます。



川には鯉が泳いでいました。




この店、「喫茶 かつて」は「氷菓」に出てきた店「一二三」のモデルです。



そして、「氷菓」に出てきた喫茶店がもう一つ。

「パイナップルサンド」のモデル、「バグパイプ」です。

今回はこの店にお邪魔しました。

氷菓」ノートもありましたので、もちろん拝見いたしましたよ。


せっかく観光地に来たのだから、普通の観光名所も見て行こうということで、

高山陣屋を訪問しました。

現存する唯一の陣屋で、後に復元されたものもありますが、

江戸時代の建造物がいくつか残っています。


入口近くには、明治時代風のポストが設置されています。


入口を入った横の休憩室には囲炉裏風のスペースとノートが置かれていました。


施設内は、御蔵を除いて撮影可。というわけで、いくつか中の様子を撮りました。




勝手


風呂場



進入者対策の溝!?



茶の間



広い土間



かまど



居間


庭の様子



大広間



そして、ここがかの有名なお白洲でございます。



責め台、抱石と、拷問具が展示されています。



奥にあるのは、囚人を入れるかごと、鞭打ちに使う箒尻です。



と一通り見て回って、陣屋を後にしました。


そうそう、この書物蔵も江戸時代の物だそうです。




この神社も作中に出てくる神社ですね。

痛絵馬どころか、絵馬を飾る場所もありませんでしたが…




というわけで、戻る方向に移動しながらも散策を続けていきます。



戻ってきた鍛冶橋には、手長像、足長像



通りの横を入った小さな神社では、

奉太郎の痛絵馬を発見。



とあちこち回って高山駅に戻ってきました。

斐太高校の方面には行っていないにも関わらず、思った以上に時間がかかりました。

けれども、そのおかげで間延びしなくて済み、うまい具合に次のスケジュールに移行できました。


駅の改札はこんな感じ。結構狭いです。

でも、臨時改札はかなり広いですよ。


駅前の観光案内所にて。外国語マップは怒涛の8か国語対応!!

中国語、韓国語、イタリア語、フランス語、スペイン語、英語、ドイツ語、タイ語です、



富山行き「ひだ」に乗ってさらに高山本線を北上します。

高山止まりの後方車両を切り離して出発。

席は思った通りガラガラでした。


飛騨路をさらに北へと進んでいきます。


グリーン車をのぞいてみました。

座席は3列シートで、運転台の窓は大きく、展望にもってこいと言えるでしょう。

まさに「ワイドビュー」です。 グリーン席には2人ぐらい乗っていました。


富山県に入り、猪谷からはJR西日本に。


神通川のダムの横を通ります。

って、今まで高山本線を通っていて、いくつかダムの横を通っているんですけどね。


おわら風の盆越中八尾を通過し、北陸本線北陸新幹線の高架と合流し、神通川を渡り、


終点富山に到着。これで高山本線完乗達成です。

JR東海の未乗区間は、特急・貨物のみが経由する東海道本線新垂井線(下り本線)、

太多線参宮線伊勢市〜鳥羽間、名松線紀勢本線多気〜新宮間となりました。

JR東日本よりも明らかに乗車済みの区間の割合が多いです。


ここで「ひだ」を下車。高山まで乗った時より少ないとはいえ、

結構多くの乗客が乗っていました。


反対側のホームに停まっていた413系は真っ青でした。

この濃い青色、広島の黄色(いわゆる末期色)よりもすごい色で、

暗いところにいたら化けて出てきそうです。


高架化工事中なので、外に出るまでに時間がかかる富山駅

改札を出てしばらく移動すると、


キャーオツボネサマ―!!というわけで、富山地方鉄道です。

迷列車で行こうシリーズにはまって以来、地鉄は行ってみたかった場所です。


お局こと、14760形と、元京阪の10030形です。

この写真の10030形の第2編成は、京阪特急色に塗り替えられています。


ホームの隅には、特急列車に使うヘッドマークが置かれています。


先ほどの10030形にはテレビまでついていました。元テレビカーだからといって、

ここまでリバイバルするとは地鉄恐るべし。

(それでも特急運用ではない…)

富山地鉄に乗りに行った後、富山駅に戻って、ホテルにチェックイン。

夕飯がてら、南口のホテルから、ちょっと北口に出て回りました。



ゆるゆり」(1期)のワンシーンで、歳納京子と杉浦綾乃が待ち合わせした場所です。

よく考えると、突っ込みどころが多いシーンなんですよね。

地鉄の高速バスは南口からで、北口を使う高速バスはツアーバスですし、

行先は東京駅ではなく、池袋駅。2012年9月に夜行便は新宿発着になりました。

なお、今は富山→東京の夜行便は地鉄ではなく、西武なんですよね…


というわけで、地下通路を通って南口のホテルに戻りました。



工事中なので、出口へはむしろ南口よりも北口の方が近いというのが何とも言えません…



その2へつづく