昔ながらの鉄道が残る、久留里線に行ってみた。

18きっぷの旅ですが、今回のスタートは船橋です。

ふと途中下車してみたら、古い看板があったもので撮ったのがこれ。

今回は、内房線経由で出かけてまいります。


まず途中で降りてみたのは、

五井駅です。市原市の中心駅ですが、市原駅はありません。

ここは小湊鉄道との乗り換え駅です。

小湊鉄道も古い列車が走っていたりといった面白い路線だと聞きますが、

ここではパスします。

五井駅の構内の跨線橋の上にある出店で駅弁*1を買いました。

この向こうが小湊鉄道のホームです。


さて、五井駅の隣の駅といえば、

ラブプラス、キター!! (やったことないけど…)

ラブプラス

ラブプラス

姉ヶ崎です。

というわけで、ここで姉ヶ崎寧々のポスターとかを掲げる勇者を見つけたら、

コメント欄かTwitter、@slpolientまで五井、いやご一報願います。

乗降客数が1万人を超える駅なので、恥ずかしくない方はどうぞ…



東口の駅舎です。

ちなみに、駅名は姉ケ崎あねがさき)なのに、

地名は姉崎(あねさき)なんですよね…



さて、今日の目的地は久留里線です。

鉄子の旅」の第1旅でも取り上げられた路線です。

横見浩彦氏と担当のイシカワさんに連れられて、

キクチさんが全駅乗下車させられた路線であります。

[rakuten:book:11321459:detail]



木更津には12月12日にも行ったので、繰り返しません。

とりあえず、使い回しの駅舎の写真を貼っときます。


いよいよ、久留里線の車両がやってきました。

今回乗るのは、キハ38形(木更津側)とキハ30形(上総亀山側)の連接です。

扉が外吊り式になっている車両は初めて見ました。

いったい、いつ頃作られた車両なのでしょうか?

さて、久留里線に乗って移動します。


馬来田駅はもともと交換駅だった駅なので、

この痕跡が廃ホームとして残っています。



さて、久留里線といえばタブレット(通票)閉塞が残っている

路線として、鉄道ファンに知られています。

これがそのタブレット交換。写真は久留里駅のものです。

タブレット交換は、横田・久留里で見ることができます。


なぜ久留里線にこんな古い車両やタブレット閉塞が残っているのかというと、

動労千葉が大きく関わっているらしい。


動労千葉、正式名称「国鉄千葉動力車労働組合」…

この労働組合は、国鉄が毎年のようにストライキを繰り返していた時代を

未だに引きずっているような闘争意欲の強い組合です。*2


その動労千葉が新型車両の導入や久留里線の自動閉塞化に反対しているため、

古い車両やタブレット閉塞が残っているというわけです。


さらに、動労千葉春闘のシーズンになると毎年必ずストライキを決行します。

そのため、春に行こうと思っておられる方は、

必ず事前に運行するか調べて下さい。

久留里線は必ずストで止まります!! 千葉の他の路線も減便されます!!


こんな利用者から顰蹙を買うような

労働組合の姿勢が、古い車両とタブレット閉塞を

都心近くに残しているのは皮肉な物ですね。


平山駅付近で、7、8人ほどの人が撮り鉄しているのを目撃した後、

終点の上総亀山駅に着きました。駅名標がひび割れてます…


タブレットを持って乗務員が駅舎に入ります。


これが上総亀山駅の駅舎です。

いかにも地方の終着駅と言った感じののどかなところです。


折り返し列車が発車するまで1時間以上かかるので、散策することに。

歩いて10分ほど進んだ場所に、

湖がありました。湖の向こうにはホテルがあり、観光地にもなっています。

このホテルには温泉・足湯もあるそうですが、今回は行きませんでした。


ボートに乗って、釣りをする人も何人か見かけました。


さあ、これで分かるように、先ほどの湖はダム湖です。

千葉県内にある最も大きいダムがこの亀山ダムだそうです。

早い話が、房総半島における水がめがこのダムというわけ。


以上、亀山ダムと亀山湖でした。


上総亀山駅に戻ります。


キハ30形の中です。これでは分かりにくいのですが、

網棚の形を見ると、古い型なんだな…と実感させられます。


さて、久留里駅タブレット交換の全貌が撮れたので、説明します。

まず、先行車両から駅員がタブレットを受け取ります。

適切な処理をし、対向列車を待ちます。

閉塞機にかけることもあれば、対向列車がすぐに発車する場合は

折り返し利用することも認められています。


対向列車が来ました。対向列車とタブレットを授受し、

対向列車受け取ったタブレットを受け渡しして

タブレット交換は終了。


久留里線は木更津まで戻っていき、

横田駅でまたタブレット交換を行います。



横田駅にて。この奥にタブレット閉塞機があります。

久留里線仕様の車両が2つ並んでいますね。


さて、木更津まで戻ってきました。

木更津駅構内には、久留里線の車両を止めておく車両基地があります。


以上、久留里線でした。


帰りは成田線を経由して、自宅に帰りました。

*1:といっても、コンビニ弁当に近いパッケージの物ですが

*2:正式名称に未だに「国鉄」が付くのは分割民営化を否定しているため。