いろいろな意味で聖地、飯田線に行ってきました。その1:小和田駅編

今回は新宿駅西口にある中央高速バスターミナルがスタート地点です。

高速バスに乗って、中央道方面に向かいます。

新宿を出て、2時間弱ほど進み、


八ヶ岳や、

富士山が見える

展望台がある双葉SAで休憩しました。

ちなみに、この展望台には滑り台がありますが、閉鎖中です。


さらに進んで、4時間ちょっとで

飯田駅に着きました。

ここからは飯田線で移動します。飯田線ではおなじみ(?)の119系です。

中吊りには、秘境駅のガイドがありました。いやあ、JR東海さん、プッシュしてますねぇ。

これこそが、今回の旅の1日目の目的地です。

今回は、そのうち、秘境駅ランキング上位の2駅に向かいます。


天竜峡駅を過ぎると、車両の最後方が仕切られ、荷物室になりました。

この区間の輸送手段に鉄道が使われている、つまり車が入ってこられないことを

うかがい知ることができるでしょう。


秘境駅とはちょっと違いますが、唐笠駅付近の天竜川に、鯉のぼりがかかっていて、

非常にいい光景でした。

秘境駅の一つ、為栗駅の近くにかかるつり橋を横目に見て、

飯田から70分あまりで、列車は静岡県に入り

小和田駅に着きました。

市町村合併浜松市になりましたが、とても政令指定都市とは思えませんね。


ここで下車します。ワンマンではないので、乗車券は車掌がホームに降りて回収します。


「恋成就駅 小和田」

ここ、小和田駅は牛山隆信氏の秘境駅ランキング2位の秘境駅で、

また、牛山氏の著書が出る前から、所澤秀樹氏が著書で取り上げていました。

私は小和田駅を所澤氏の著書で知ったのですが、実際に行きたいと思ったのは、

もっと後になってからです。


駅舎内に向かうと、凍結防止のために流しっぱなしの水道がありました。



いよいよ、駅舎内に入ります。


小和田には、古い木製の駅名標が残っています。


小和田駅は3県の県境付近にある珍しい駅です。

ホーム上には、県境の標識もありますが、実際の3県境はもうすこし離れています。


1993年、皇太子さまご成婚の当時、雅子さまの旧姓と字が同じことから、

一時期多くの人が小和田駅に訪れました。

そして、結婚式まで行なわれ、その写真が今でも飾られています。


私は、ご成婚ブーム当時の小和田駅の様子を紹介しているサイトを見つけました。

「飯田線各駅停車【小和田駅】」

このページの下半分を見ると、ご成婚ブーム当時、小和田駅に大勢の客が

降り立っていたことが分かります。

当時急行だった伊那路が臨時停車し、雅子さまの写真展も行なわれました。



もちろん、駅ノートもあります。

さて、駅舎の外に出ましたが扉の立て付けが悪かったです…


さて、改めて外に出ると非常に味わいのある木造駅舎で、

しんみりとさせられます。


からしばらく降りると、あずまやがあって、愛のベンチがあります。

これも、ご成婚当時の影響でしょうか…


もう少し降りると、佐久間湖が目の前に見えます。奥がちょうど3県境です。


ちなみに道はこのようになっています。近い集落まで1時間かかるそうです。



さて、駅に戻ります。


駅ノートを見てみましょう。

外国人の方も来ているようです。

ウィスコンシン州出身のピーターさんがノートに書き込んでいます。


飯田線ダッシュを敢行した人もいるみたいですね。


ここ、小和田駅もある意味聖地ですよね。

って、私も七久保寄るんですけど。

あと、飯田線が載ってる「鉄子の旅」2巻を持参してきましたよ。


行き違いができなくなった反対側のホームの痕跡を見つつ、

私は小和田駅を後にして、次の駅へ向かいました。


小和田駅に滞在できる時間は短い時間か長い時間かの両極端ですね。

急ぐ旅なので、20分余りで小和田駅をあとにしました。



その2へつづく。